はじめに
以下に表記される観戦のルールやマナーは、「Players First!」「全ては子どもたちのために」という目標を掲げ、過去の経験や世界各国の育成年代で推奨されている考え方をベースに定めたカノウセイ スポーツクラブ独自のものになります。
これから子どもたちが多くの試合を経験していく上で、サッカー以外の障害が全て取り除かれ、純粋にサッカーを楽しむための環境を、コーチと保護者が手を取り合って築き上げていくためのものになる事を心より願っております。
サッカー観戦中「オン・ザ・ピッチ」 合言葉は Players First !!
①サイドコーチング(ピッチの外からの声援)について
サイレント・サイドライン・ルールを推奨します。
観客は叫んだり呼びかけたり、またミスを笑ったりすることなく、両チームに拍手を送りましょう。
②リスペクト(尊重する)について
審判(のジャッジ)、相手(のプレー)、味方(のプレー)を認め、尊重しましょう。
野次、ブーイング、抗議することなく、承認と拍手で持って称えましょう。
③watch over(見守る)について
(他人と比較するのではなく)自分の子どもがどのように成長しているか過程を見守りましょう。
「1点取るんだぞ!」と結果を求めず、勝ちではなく価値(経験)を大切にしましょう。
自分の子どもだけではく、チームメイトにも興味関心の眼差しで見守りましょう。
自分のお子様が出場している時だけ観戦して応援にも熱が入るが、出場しない試合は知らんぷりではなく、チームメイトのプレーも同じ様に応援してあげて下さい。
観戦は義務付けではありません。お仕事の都合などやりたくてもできない方もいらっしゃいます。その時はどうか「応援してるぞ」と一声かけて送り出してあげて下さい。
④1日を楽しむについて
応援に熱が入り過ぎて「せっかく応援しているのに・・・。」と、子どもたちの試合を親のストレスを溜め込む原因にして欲しくありません。
初めての場所。その土地土地でしか体験できない事がたくさんあります。
場所や会場でのルールなどを守りつつ、弟や妹さん、保護者の皆様にも会場付近でのんびりと楽しい時間を過ごして頂きたいと思います。
⑤観戦エリアについて
指定された場所でご観戦ください。
チルドレンエリア、ベンチの真後ろ、ゴール真裏での観戦はお控えください。
ベンチの反対側でご観戦される場合、タッチラインから3mは離れましょう。
サッカー観戦外「オフ・ザ・ピッチ」
チルドレンズ エリア(子どもたちの空間)について
大人が立ち入る事のない場所作りを推奨しています。
できるだけ多くの時間を仲間と共有し、子ども(今の自分、自分たち)の力で乗り越える機会を自然発生させるためです。
コーチの集合がかかったところから解散までの間は、親御さんの元から離れる機会にします。また子どもたち用に準備したテントはまさにその空間です。不用意に近づいたり、休憩中に駆け寄ることは意識して避けましょう。
自分の子どもと言えども、直接話をしたり、世話を焼いたりしない。特に休憩中に指示も出ていないのに親御さんの元に帰るように指示することも無いようにしましょう。
サッカー観戦終了後
Re:(リセット・リスタート)について
試合終了後、応援頂きました保護者の皆様へ子どもたちからお礼の挨拶をさせて頂きます。
保護者観戦(待機)場所まで子どもたちから駆け寄って行きますので、試合終了後はその場で一列に並び待機をお願い致します。
挨拶終了後、子どもたちから保護者の皆様の元へ、ハイタッチしに行きますので、笑顔で手を差し伸べて「ナイスゲーム」「お疲れ様」などの労いの言葉をかけてあげて下さい。
ここで今日1日の子どもたちのサッカーは一旦終了します。
ここからが大事。
貴重な経験(成功や失敗)を持ち帰り、次に備える(切り替える)かどうかは、この後の過ごし方に、左右される事があります。
帰りの道中で、ダメ出しや批判批評は御法度です。(過去は変えられない。変えるのは未来)
「あそこのあのプレーは何を考えたの?」などの観察の発問や、「あそこのあのプレーはシビれたわー」という承認・感動の共感、伝達を行ないましょう。
大人はリセット。
子どもたちが気持ちよくリスタートするためのサポートに徹するに限ります。
参考資料
ジュニアサッカーNEWS
JFA(日本サッカー協会)「グラスルーツ」